2010年8月20日金曜日

魚ノート 太刀魚

太刀魚釣りの魅力
太刀魚の釣り方はいろいろあります。ルアー、船、フカセ、岸壁でのたらし釣り、遠投。ここでは遠投釣りを紹介します。 自分は静浦港でしか太刀魚はやりませんが、静浦港ではほとんどの人がこの釣り方です。時期(7月~12月)になると電気ウキが並び、投げる時に点滅する水 中電気がとてもきれいです。
アタリが微妙で、乗せるまでのやり取りがとても面白いです。また、太刀魚の天丼やタタキなど食べて美味しく、魚体もきれい。秋の夜長に最適です。
ワイヤーを使ったりでちょっと、と付きにくいかもしれませんがやってみるとはまりますよ。

太刀魚の性格
歯が鋭く、イカツイ顔をしているが、餌の食べ方はゆったり。まるで舐めるように食べる。魚の切り身で釣る場合、一気に吸い込むようにはしない。端の方から少しづつ食べることが多い。

太刀魚釣り
仕掛けもいろいろありますが、静浦港で一般的に使用されている仕掛けを紹介します。
タックルは遠投カゴ釣りと同じようなもの。自分は両軸リールを使います。竿は聞き合わせする時にちょっと柔らかい方がやりやすいでしょう。
長細い自作電気ウキを使用しています。その下に天秤。かごを付ける所に錘を付けた水中電気をつけます。鉛は針金で固定してからABボンドで周りを固めます。そして糸錘?(巻き付けるやつ)で微調整します。



水中電気は単三電池を入れるものが気に入ってます。充電式のエネループが使えますので。






そしてハリスは太刀魚用ワイヤー。ワイヤーは針から20cmくらいでその上に5号くらいのフロロを直結、トータル1mくらい。針は太刀魚用のワーム針のようなのを使います。ワイヤーはすぐにキンク(折れ折れ)してしまうので仕掛けは多く持つようにしています






餌は秋刀魚の切り身、キビナゴなどです。遠投するので細いほうがいいです。長い針に縫いざしにします。
棚は15m~18m位でやっている人が多いです。

アタリと合わせ
アタリはブダイに良く似ていて、微妙。はじめから一気に消しこむアタリは少ないでしょう。一回ゆっくり沈んで、すぐに 浮いてきます。この後またゆっくり入っていきます。ここであわせても乗らない場合があります。糸ふけを取り、少しずつリールを巻いて聞いてきます。そして ゴツゴツと手に魚を感じたところで大きくあわせます。このやり方がひとつ。もうひとつは聞き合わせをしないで、二回目にウキが入った時にタイミングを見て 大きくあわせる。どちらも一長一短だと思います。聞き合わせの場合は、聞いている間に太刀魚が餌を放してしまい、いなくなることもある。いきなりあわせる 場合まだ針まで食べていない場合、すっぽ抜ける。状況によって使い分けると良いかも知れません。
水中を想像して釣れたときの楽しさは格別ですね。


〆かた
釣ったらすぐにクーラーに入れる。





太刀魚について  ウィキペディアより

タチウオ(太刀魚、立魚。学名 Trichiurus lepturus)は、スズキ目 サバ亜目 タチウオ科の魚。別名にタチノウオ、タチ、ハクナギ、ハクウオ、サワベル、シラガなどがある。種々の調理法で食用にする。また娯楽としての釣りの対象ともなる。回遊魚。
全長は70cmから1.5m程で、時に2m以上。重さは最大級のもので5kgほど。2002年8月、中国福建省で全長 4.6m、重さ7.3kgの大型個体が水揚げされ、関係機関が研究・観察用の標本にすることになった。頭はとがっており、一見獰猛そうな鋭く発達した歯が 目立つ。体は全体に左右に平たく、幅は指4本などと表現される。背びれは背中全体に伸びて130軟条以上あり、尾びれ、腹びれは持たず、尾部は単純は先細 りになっている。体表には鱗がなく、その代わりに全身が銀色に輝くグアニン質の層で覆われており、生時はやや青味がかった金属光沢を持つが、死後ほどなく すると灰色がかった銀色となる。表面のグアニン層は人が指で触れただけですぐ落ちるほど落ちやすいが、生時は常に新しい層が生成されることで体を保護して いる。このグアニン層から採った銀粉は、かつてはセルロイドに練りこまれて筆箱や下敷きといった文房具、また模造真珠やマニキュアに入れるラメの原料とし て使われていた。
世界中の熱帯から温帯にかけて分布する。沿岸域の表層から水深 400m 程度の範囲の泥底近くで群れて生活しているが、時には河口などの汽水域まで入り込むこともある。産卵時期は 6~10 月。稚魚や幼魚のうちは、甲殻類の浮遊幼生や小さな魚などを食べている。成魚はカミソリのような歯で小魚を食べるが、時にはイカや甲殻類を食べることもあ る。成魚と幼魚とは逆の行動パターンを持ち、成魚は夜間は深所にいて日中は上方に移動し、特に朝夕は水面近くまで群れて採餌をするが、幼魚は日中は泥底の 上 100m ほどの場所で群れていて、夜になると上方へ移動する。
かつてタチウオは、日本近海に分布する種類が、他の地域のものと別種あるいは別亜種とされ、 Trichiurus japonicus、あるいは T. lepturus japonicus の学名が当てられていた。これを太平洋東岸に分布する T. nitens などとともに、世界の他の水域に生息する T. lepturus とすべて同種として扱う場合が増えている。
和名の由来
その外観が太刀に似ていることより、太刀魚(タチウオ)と名づけられたとする説がある(「刀」の字を取って「?」と表 記することもある。)。また通常深さ100mくらいの泥底に群生し、朝夕の薄暗い頃に表層に浮き上がり餌を狙って立ち泳ぎをし、頭上を通り過ぎる獲物に飛 び掛って捕食する。このため立ち泳ぎすることより、立魚(タチウオ)と名付けられた説もある。
 
ウィキペディアより